|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「そぞろなり/漫ろなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
著作名:
走るメロス
22,118 views |
そぞろなり/漫ろなり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「そぞろなり/漫ろなり」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | そぞろなら | ◯ |
連用形 | そぞろなり | そぞろに |
終止形 | そぞろなり | ◯ |
連体形 | そぞろなる | ◯ |
已然形 | そぞろなれ | ◯ |
命令形 | そぞろなれ | ◯ |
■意味1
むやみやたらに、理由もなく。
■意味2
なんとはなしに、なんということもない、これという当てもない。
[出典]:太平記
「軍もなくて、そぞろに向かひゐたるつれづれに...」
[訳]:戦争もなく、これという当てもなく向かい合って座っていることの所在のなさに...
「軍もなくて、そぞろに向かひゐたるつれづれに...」
[訳]:戦争もなく、これという当てもなく向かい合って座っていることの所在のなさに...
■意味3
思いがけない、予想外である。
[出典]:今昔物語
「障子のそぞろに倒れかかりけるなりけり。」
[訳]:障子が思いがけなく倒れかかったのであったなあ。
「障子のそぞろに倒れかかりけるなりけり。」
[訳]:障子が思いがけなく倒れかかったのであったなあ。
■意味4
関係がない、なんのゆかりもない。
[出典]:宇治拾遺物語
「そぞろなる人の手より、物を多く得てけり。」
[訳]:なんのゆかりもない人の手から、ものをたくさんもらったのでした。
「そぞろなる人の手より、物を多く得てけり。」
[訳]:なんのゆかりもない人の手から、ものをたくさんもらったのでした。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「やすし/安し/易し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「わきて/別きて」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「やや/良/稍/漸」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「まことに/実に/誠に」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「かれがれなり/枯れ枯れなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「そぞろなり/漫ろなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
10分前以内
|
>
|
注目テキスト