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万葉集「青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬともよし」の現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、万葉集の第5巻に収録されている「青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬともよし」(八二一)の現代語訳・口語訳とその解説を記しています。この和歌は、平成の次の元号である「令和」(2019年5月1日〜)の由来となった万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』に収録された32首のうちのひとつです。
原文
青柳 梅との花を 折りかざし 飲みての後は 散りぬともよし
ひらがなでの読み方
あをやなぎ うめとのはなを をりかざし のみてののちは ちりぬともよし
現代語訳
青柳と梅の花とを折って髪飾りにし、宴が終わった後は散ってしまってもかまわないよ
解説
笠沙弥(=沙弥満誓)作の歌です。大伴旅人主催の梅花の宴にて詠まれた32首のひとつです。梅花の宴とは文字通り梅の花を題材とした歌を詠む会で、当時太宰府の長官であった大伴旅人を中心に開催されました。そのときに詠まれた32首にはすべて梅の花が含まれています。
「宴が終わったあとは花が散ってしまっても後悔はない」と歌にするほど、この梅花の宴を心から楽しんでいる心情を読み取ることができます。
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