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古文単語「べちなり/別なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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べちなり/別なり

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形容動詞・ナリ活用

未然形べちなら
連用形べちなりべちに
終止形べちなり
連体形べちなる
已然形べちなれ
命令形べちなれ


意味1

同一でない、別である、他と異なっている

[出典]:更級日記
「乳母なる人は、をとこなどもなくなして、境にて子うみたりしかば、はなれてべちにのぼる。」

[訳]:乳母である人は、夫をなくし、国境で出産したので、(我々とは)離れて別に上京する。


意味2

格別である、特別である

[出典]忠度の都落ち 平家物語
の子細候はず。」

[訳]特別な事情はございません。

※「別」は「べちなり」の語幹


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