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古文単語「をり/折」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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をり/折

このテキストでは、古文単語「をり/折」の意味、解説とその使用例を記している。

「をり」には
①折
居り
などの用法があるが、ここでは「①折」を扱う。
名詞

意味1

〜の時、〜の場合、〜の機会

[出典]名を聞くより 徒然草
「また、如何なるぞ、ただ今、人の言ふ事も、目に見ゆる物も、我が心のうちも、かかる事のいつぞやありしかと覚えて...」

[訳]:また、どのようなときであったか、今、人が言うことも、目に見える物も、自分の心の中で思っていることも、このようなことはいつだったかあった気がするなと思えて...


意味2

季節、時季、時節

[出典]:更級日記
「これが花の咲かむは来むよ。」

[訳]:この梅の木の花が咲くような季節に来ようと思います。


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