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古文単語「よぶ/呼ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
15,466 views |
よぶ/呼ぶ
このテキストでは、バ行四段活用の動詞「よぶ/呼ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
バ行四段活用
未然形 | よば |
連用形 | よび |
終止形 | よぶ |
連体形 | よぶ |
已然形 | よべ |
命令形 | よべ |
■意味1:自動詞
声が響く、鳴り響く。
[出典]:万葉集
「月読の光を清み夕なぎに水手の声呼び浦廻漕ぐかも」
[訳]:月の光が澄んでいるので、夕なぎに水夫の声が響き、(舟を)浦伝いに漕いでいくことです
「月読の光を清み夕なぎに水手の声呼び浦廻漕ぐかも」
[訳]:月の光が澄んでいるので、夕なぎに水夫の声が響き、(舟を)浦伝いに漕いでいくことです
■意味2:他動詞
声を掛ける、大声で呼ぶ。
[出典]:手習 源氏物語
「ありつる宿守の男を呼ぶ。」
[訳]:先程の宿守の男を大声で呼ぶ。
「ありつる宿守の男を呼ぶ。」
[訳]:先程の宿守の男を大声で呼ぶ。
■意味3:他動詞
招く、招待する。
[出典]:かぐや姫の成長 竹取物語
「この子いと大きになりぬれば、名を、三室戸斎部の秋田を呼びて、付けさす。」
[訳]:この子がたいへん大きくなったので、名前を、御室戸斎部の秋田を招いて、付けさせます。
「この子いと大きになりぬれば、名を、三室戸斎部の秋田を呼びて、付けさす。」
[訳]:この子がたいへん大きくなったので、名前を、御室戸斎部の秋田を招いて、付けさせます。
■意味4:他動詞
名付ける、称する。
[出典]:嗣信最期 平家物語
「五位になして大夫黒と呼ばれし馬なり。」
[訳]:五位にして大夫黒と名付けられた馬である。
「五位になして大夫黒と呼ばれし馬なり。」
[訳]:五位にして大夫黒と名付けられた馬である。
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