|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「よぶ/呼ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
29,458 views |
よぶ/呼ぶ
このテキストでは、バ行四段活用の動詞「よぶ/呼ぶ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
バ行四段活用
未然形 | よば |
連用形 | よび |
終止形 | よぶ |
連体形 | よぶ |
已然形 | よべ |
命令形 | よべ |
■意味1:自動詞
声が響く、鳴り響く。
[出典]:万葉集
「月読の光を清み夕なぎに水手の声呼び浦廻漕ぐかも」
[訳]:月の光が澄んでいるので、夕なぎに水夫の声が響き、(舟を)浦伝いに漕いでいくことです
「月読の光を清み夕なぎに水手の声呼び浦廻漕ぐかも」
[訳]:月の光が澄んでいるので、夕なぎに水夫の声が響き、(舟を)浦伝いに漕いでいくことです
■意味2:他動詞
声を掛ける、大声で呼ぶ。
[出典]:手習 源氏物語
「ありつる宿守の男を呼ぶ。」
[訳]:先程の宿守の男を大声で呼ぶ。
「ありつる宿守の男を呼ぶ。」
[訳]:先程の宿守の男を大声で呼ぶ。
■意味3:他動詞
招く、招待する。
[出典]:かぐや姫の成長 竹取物語
「この子いと大きになりぬれば、名を、三室戸斎部の秋田を呼びて、付けさす。」
[訳]:この子がたいへん大きくなったので、名前を、御室戸斎部の秋田を招いて、付けさせます。
「この子いと大きになりぬれば、名を、三室戸斎部の秋田を呼びて、付けさす。」
[訳]:この子がたいへん大きくなったので、名前を、御室戸斎部の秋田を招いて、付けさせます。
■意味4:他動詞
名付ける、称する。
[出典]:嗣信最期 平家物語
「五位になして大夫黒と呼ばれし馬なり。」
[訳]:五位にして大夫黒と名付けられた馬である。
「五位になして大夫黒と呼ばれし馬なり。」
[訳]:五位にして大夫黒と名付けられた馬である。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「おそろし/恐ろし」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「かく/欠く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
>
古文単語「きゃうおうす/饗応す/響応す」の意味・解説【サ行変格活用】
>
古文単語「されど/然れど」の意味・解説【接続詞】
>
古文単語「かたち/形/容/貌/容貌」の意味・解説【名詞】
>
最近見たテキスト
古文単語「よぶ/呼ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
10分前以内
|
>
|