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古文単語「ふるまふ/振る舞ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「ふるまふ/振る舞ふ」の意味・活用・使用例【ハ行四段活用】

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「ふるまふ/振る舞ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ハ行四段活用

未然形ふるまは
連用形ふるまひ
終止形ふるまふ
連体形ふるまふ
已然形ふるまへ
命令形ふるまへ


意味1:自動詞

行動する、動作をする

[出典]:宇治拾遺物語
「長くほめられ、長くそしられず。しかれば、我が好みにしたがひ振る舞ふべきなり。」

[訳]:長い間ほめられていたり、長い間けなされることはない。だから、自分の好きなように行動するべきである。


意味2:自動詞

わざとらしく趣向をこらす、わざと目立つ行動をする

[出典]:徒然草
「おほかた、振る舞ひて興あるよりも、興なくて安らかなるが勝りたることなり。」

[訳]:一般的に、わざとらしく趣向をこらして面白みがあるよりも、面白みがなくても落ち着きのあるほうが、すぐれているものだ。




意味3:他動詞

もてなす、ごちそうする

[出典]:雨月物語
「魚が橋の蕎麦振る舞ひまをさんに。」

[訳]:魚が橋の蕎麦をごちそうして差し上げようと思う。


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