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枕草子『すさまじきもの』の品詞分解(助動詞・文法など) |
著作名:
走るメロス
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枕草子『すさまじきもの』
このテキストでは、清少納言が書いた「枕草子」から『すさまじきもの』(すさまじきもの。昼吠ゆる犬〜)の品詞分解を記しています。
※現代語訳:『すさまじきもの(すさまじきもの。昼吠ゆる犬〜)』の現代語訳
※清少納言は平安時代中期の作家・歌人です。一条天皇の皇后であった中宮定子に仕えました。そして枕草子は、兼好法師の『徒然草』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■すさまじきもの、昼吠ゆる犬。春の網代。三、四月の紅梅の衣。牛死にたる牛飼ひ。乳児亡くなりたる産屋。
すさまじき | 形容詞・シク活用・連体形 |
もの。 | ー |
昼 | ー |
ほゆる | ヤ行下二段活用・連体形 |
犬。 | ー |
春 | ー |
の | 格助詞 |
網代。 | ー |
三、四月 | ー |
の | 格助詞 |
紅梅 | ー |
の | 格助詞 |
衣。 | ー |
牛 | ー |
死に | ナ行変格活用・連用形 |
たる | 完了の助動詞・連体形 |
牛飼ひ。 | ー |
児 | ー |
亡くなり | ラ行四段活用・連用形 |
たる | 完了の助動詞・連体形 |
産屋。 | ー |
■火おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女児産ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などは、いとすさまじ。
火 | ー |
おこさ | サ行四段活用・未然形 |
ぬ | 打消の助動詞・連体形 |
炭櫃、 | ー |
地火炉。 | ー |
博士 | ー |
の | 格助詞 |
うち続き | カ行四段活用・連用形 |
女児 | ー |
産ま | マ行四段活用・未然形 |
せ | 使役の助動詞・連用形 |
たる。 | 完了の助動詞・連体形 |
方違へ | ー |
に | 格助詞 |
行き | カ行四段活用・連用形 |
たる | 完了の助動詞・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
あるじせ | サ行変格活用・未然形 |
ぬ | 打消の助動詞・連体形 |
所。 | ー |
まいて | 副詞ましてのイ音便 |
節分 | ー |
など | 副助詞 |
は、 | 係助詞 |
いと | 副詞 |
すさまじ。 | 形容詞・シク活用・終止形 |
■人の国よりおこせたる文の、物なき。京のをもさこそ思ふらめ。されどそれは、ゆかしきことどもをも、書き集め、世にあることなどをも聞けば、いとよし。
人 | ー |
の | 格助詞 |
国 | ー |
より | 格助詞 |
おこせ | サ行下二段活用・連用形 |
たる | 完了の助動詞・連体形 |
文 | ー |
の、 | 格助詞 |
物 | ー |
なき。 | 形容詞・ク活用・連体形 |
京 | ー |
の | 格助詞 |
を | 格助詞 |
も | 係助詞 |
さ | 副詞 |
こそ | 係助詞 |
思ふ | ハ行四段活用・終止形 |
らめ。 | 現在推量の助動詞・已然形 |
されど | 接続詞 |
それ | 代名詞 |
は、 | 係助詞 |
ゆかしき | 形容詞・シク活用・連体形 |
ことども | ー |
を | 格助詞 |
も | 係助詞 |
書き集め、 | マ行下二段活用・連用形 |
世 | ー |
に | 格助詞 |
ある | ラ行変格活用・連体形 |
こと | ー |
など | 副助詞 |
を | 格助詞 |
も | 係助詞 |
聞け | カ行四段活用・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
いと | 副詞 |
よし。 | 形容詞・ク活用・終止形 |
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