更新日時:
|
|
90°+θの三角比[公式の証明] |
|
著作名:
ふぇるまー
79,202 views |
θが0°≦θ≦90°のとき、次の公式が成り立ちます。
これらの公式を証明していきましょう。
まず、次の図を用意します。
この図がどこから出てくるのかといわれると困るのですが、そういうものだと思って記憶してください。
△OACと△OBDは合同な三角形で、"∠AOC=∠BOD=θ"とします。
このとき、"∠BOC=90°+θ"と表すことができますが、説明をしやすくするために、"90°+θ=θ'"とします。
また、△OACと△OBDが合同であることから、点Aの座標をA(x,y)とすると、点Bの座標はB(−y,x)となることも頭にいれておきましょう。
∠BOC(θ')に着目したときに
sinθ'=x
また、∠AOC(θ)に着目したときに
cosθ=x
このことから、
sinθ'=cosθ
"90°+θ=θ'"なので
sin(90°+θ)=cosθ
が求まります。
∠BOC(θ')に着目したときに
cosθ'=−y
また、∠AOC(θ)に着目したときに
sinθ=y
このことから、
cosθ'=−sinθ
"90°+θ=θ'"なので
cos(90°+θ)=−sinθ
が求まります。
∠BOC(θ')に着目したときに
また、∠AOC(θ)に着目したときに
このことから
以上のことから、90°+θの三角比の3つの公式が証明できました。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
90°+θの三角比[加法定理を用いた公式の証明]
>
よくでてくる三角比 90°<θ<180°
>
0°<θ<180°のときの三角比のまとめ
>
三角比の値からθを求める問題
>
三角比の値がプラスの場合とマイナスの場合を考える(鋭角と鈍角)
>
0°≦θ≦180°のときの三角比の公式・相互関係
>
最近見たテキスト
90°+θの三角比[公式の証明]
10分前以内
|
>
|