|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
戦国時代 戦国大名が独自に定めた分国法一覧 |
著作名:
早稲男
32,417 views |
戦国武将の悩み
領土拡大のために他国と戦っていたと思えば、部下に下克上をされる。
平和に暮らしたいと思っていたのに、他国から攻められる。
せっかく戦が終わったと思えば一族の中で争いが始まる、農民からも不満が出る。
戦国時代の武将は、まさに休まることが許されない、そんな緊迫した毎日を送っていました。
そこで、部下の統制をしっかりと行い領土支配の体制を整えることを各国の武将は考えるようになります。
そのような中で生まれたのが、分国法と呼ばれる、各国独自の法律です。
今で言う条例みたいなものです。
ここでは代表的なものをいくつか表にまとめてみました。
国 | 分国法 | 戦国大名 | 特徴 |
陸奥 | 塵芥集 | 伊達稙宗(たねむね) | 分国法の中で最大の規模で171条ある。 |
駿河 | 今川仮名目録 | 今川氏親・義元 | 東国では最古。訴訟や土地の取り決めに関する項目が多い |
甲斐 | 甲州法度之次第 | 武田信玄 | ※喧嘩両成敗について記載 |
越前 | 朝倉景高条々 | 朝倉景高 | 家訓の色合いが強い |
近江 | 六角氏式目 | 六角義賢・義治 | 他国のものとは違い、大名の権力を制限している。 |
土佐 | 長宗我部元親百ヶ条 | 長宗我部元親 | 喧嘩やばくち、相撲見物の禁止。武士道を心がけること |
※喧嘩両成敗とは
2人の間で争いごとがあったときに、どちらが悪いというわけではなく、どちらとも怒られますよという考え方です。
ここで書いたのは、数ある分国法の中でもごくわずかなものです。
戦国大名、国によって抱えている問題は違い、その背景を知ることでなぜ分国法でこのような記載がなされているのかという理解が深まるかもしれませんね!
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
方広寺鐘銘事件とは
>
大阪の陣とは~大坂冬の陣と大坂夏の陣~
>
織田信長の主な戦い
>
【安土桃山文化、狩野派の活躍、茶道の確立、南蛮文化】 受験日本史まとめ 36
>
金ヶ崎の戦い・姉川の戦い・小谷城の戦い~織田信長が浅井長政と戦った理由~
>
最近見たテキスト
戦国時代 戦国大名が独自に定めた分国法一覧
10分前以内
|
>
|
日本史
- 原始・古代の社会・文化と東アジア
- 先土器時代・縄文時代
- 弥生時代・古墳時代
- 飛鳥時代・奈良時代
- 平安時代
- 中世の社会・文化と東アジア
- 鎌倉時代
- 南北朝時代・室町時代
- 近世の社会・文化と国際関係
- 戦国時代・安土桃山時代
- 江戸時代
- 近代日本の形成とアジア
- 18世紀における国際環境の変化
- 開国・明治維新
- 立憲政治・憲法制定・議会の設立
- 条約改正・日清/日露戦争
- 近代産業の発展と文化の特色
- 両世界大戦期の日本と世界
- 第一次世界大戦
- 政党政治の発展と大衆文化の形成
- 国内情勢・第二次世界大戦・太平洋戦争
- 第二次世界大戦後の日本と世界
- 占領下の日本
- 高度成長の時代
- その他
- その他