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李白『贈汪倫(汪倫に贈る)』書き下し文・現代語訳(口語訳)とその解説 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
ここでは、中国の詩人李白の詠んだ漢詩「贈汪倫」の原文(白文)、書き下し文と現代語訳・口語訳と解説(七言絶句・押韻・対句の有無など)をしています。
漢文(白文)
※左から右に読んでください。
李 白 乗 舟 将 欲 行
忽 聞 岸 上 踏 歌 声
桃 花 潭 水 深 千 尺
不 及 汪 倫 送 我 情
書き下し文
李 白 乗 舟 将 欲 行
李白舟に乗りて将に行かんと欲す
りはく ふねにのりて まさにゆかんとほっす
忽 聞 岸 上 踏 歌 声
忽ち聞く岸上踏歌の声
たちまちきく がんじょう とうかのこえ
桃 花 潭 水 深 千 尺
桃花潭の水深さ千尺
とうか たんのみず ふかさせんじゃく
不 及 汪 倫 送 我 情
及ばす汪倫の我を送るの情に
およばず おうりんの われをおくるのじょうに
現代語訳(口語訳)
李 白 乗 舟 将 欲 行
私、李白は、今まさに船にのって出発しようとしている。
忽 聞 岸 上 踏 歌 声
そのとき岸辺から、足踏みをしながら歌う声が聞こえてきた。
(※李白を見送るために、汪倫と村人が歌っている)
桃 花 潭 水 深 千 尺
桃花潭の水の深さは千尺というが
不 及 汪 倫 送 我 情
汪倫が私を見送ってくれている情の深さには及ばない。
単語
汪倫 | 安徽省涇県(あんきしょうけいけん)にある桃花潭に住む李白の友人 |
将欲 | 「まさに〜とほっす」と読み、「いま〜しようとしている」と訳す |
忽聞 | ふと、聞こえてきた |
桃花潭 | 中国の安徽省(あんきしょう)にある淵の名前 |
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