更新日時:
|
|
酵素の種類 「加水分解酵素」(アミラーゼetc) |
|
著作名:
gg佐藤
62,973 views |
生物の体の中では、異化、同化など様々な複雑なことが起こってます。これらがスムーズに進むように手助けをしているのが「 酵素」と呼ばれる物質です!この手助けの役目の事を、専門用語では「 触媒作用」といいます、覚えましょう。
大切なのは、酵素はただの手助け役であり、自分自身が変化(たとえば溶けてしまったり何かがくっついてしまったり)することは絶対ないということです。
ではここでいくつかの酵素を紹介しましょう。
酵素は触媒作用の種類により大きく4つのグループに分けられるので、それに従って紹介しますね!
ただし、酵素はとてもたくさんあります。全部一気に覚えると頭がパンクしてしまうので、今回は一番分量が多くて、かつ大切な加水分解酵素グループについて見てみましょう!
もともと2つ以上の材料A、B、C・・・がくっついてできている大きな化合物Xに、水をぶっかけると、AとBとC・・・というひとつひとつの材料にバラバラに分解されます。
これを加水分解(水を加えて分解する。そのまんまですね。)といいますが、これがスムーズに行われるように助けているのが、「加水分解酵素」です。
食べたままの大きい形だと胃や腸に吸収されにくいので、必要な酵素が必要な時に出てきて、その酵素の働きで食べ物をバラバラに小さくしてもらい、吸収しやすくしているわけですね!本当に人の体はよくできています。。
※以下、 赤字が酵素の名前です。
・デンプン+水→デキストリン+マルトース を助ける アミラーゼ
・マルトース+水→グルコース+グルコース を助ける マルターゼ
・スクロース+水→グルコース+フルクトース を助ける スクラーゼ
・ラクトース+水→グルコース+ガラクトース を助ける ラクターゼ
まとめてプロテアーゼとよぶ。
・タンパク質+水→いくつかのペプチド を助ける ペプシン、トリプシン、キモトリプシン
・ペプチド+水→いくつかのアミノ酸 を助ける ぺプチダーゼ
・脂肪+水→脂肪酸+グリセリン を助ける リパーゼ
※ATPからエネルギーをとり出すと、残るのは使い古しのボロボロATPであるADPです。
・ATP+水→ADP+リン酸+エネルギー を助ける ATP分解酵素
※リン酸はカスみたいなものだと思ってください
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
酵素の種類 「酸化還元酵素・脱炭酸酵素・転移酵素」
>
タンパク質の構成と種類(構造タンパク質と機能タンパク質)
>
酵素の種類 「酸化還元酵素・脱炭酸酵素・転移酵素」
>
最近見たテキスト
酵素の種類 「加水分解酵素」(アミラーゼetc)
10分前以内
|
>
|
生物
- 生物基礎:生物と遺伝子
- 生物基礎:細胞とエネルギー
- 生物基礎:遺伝とDNA/タンパク質の合成
- 生物基礎:生物の体内環境の維持
- 生物基礎:体液の性質
- 生物基礎:自律神経とホルモン
- 生物基礎:免疫
- 生物基礎:生物の多様性と生体
- 生物基礎:植生とその遷移
- 生物基礎:気候とバイオーム
- 生物基礎:生態系/生物の多様性
- 生物:生命現象と物質
- 生物:細胞と分子
- 生物:タンパク質の機能・特徴/酵素
- 生物:代謝(呼吸/光合成/窒素同化)
- 生物:DNAとその発現
- 生物:バイオテクノロジー・遺伝子の応用
- 生物:生殖と発生
- 生物:生殖
- 生物:動物の発生
- 生物:植物の発生
- 生物:生物の環境応答
- 生物:動物の環境応答(刺激の受容と反応)
- 生物:植物の環境応答(植物ホルモンと光受容体)
- 生物:生態と環境
- 生物:個体群と生物群集
- 生物:生態系と生物多様性
- 生物:生物の進化と系統
- 生物:生物の進化
- 生物:生物の系統
- その他
- その他