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酵素の種類 「加水分解酵素」(アミラーゼetc)
著作名: gg佐藤
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酵素の種類

生物の体の中では、異化、同化など様々な複雑なことが起こってます。これらがスムーズに進むように手助けをしているのが「 酵素」と呼ばれる物質です!この手助けの役目の事を、専門用語では「 触媒作用」といいます、覚えましょう。

大切なのは、酵素はただの手助け役であり、自分自身が変化(たとえば溶けてしまったり何かがくっついてしまったり)することは絶対ないということです。

ではここでいくつかの酵素を紹介しましょう。
酵素は触媒作用の種類により大きく4つのグループに分けられるので、それに従って紹介しますね!
ただし、酵素はとてもたくさんあります。全部一気に覚えると頭がパンクしてしまうので、今回は一番分量が多くて、かつ大切な加水分解酵素グループについて見てみましょう!



加水分解酵素 グループ

もともと2つ以上の材料A、B、C・・・がくっついてできている大きな化合物Xに、水をぶっかけると、AとBとC・・・というひとつひとつの材料にバラバラに分解されます。
これを加水分解(水を加えて分解する。そのまんまですね。)といいますが、これがスムーズに行われるように助けているのが、「加水分解酵素」です。

食べたままの大きい形だと胃や腸に吸収されにくいので、必要な酵素が必要な時に出てきて、その酵素の働きで食べ物をバラバラに小さくしてもらい、吸収しやすくしているわけですね!本当に人の体はよくできています。。




※以下、 赤字が酵素の名前です。

炭水化物加水分解酵素:炭水化物(糖分)を加水分解する酵素

・デンプン+水→デキストリン+マルトース を助ける  アミラーゼ
・マルトース+水→グルコース+グルコース を助ける  マルターゼ
・スクロース+水→グルコース+フルクトース を助ける  スクラーゼ
・ラクトース+水→グルコース+ガラクトース を助ける  ラクターゼ

タンパク質加水分解酵素:タンパク質を加水分解する酵素

まとめてプロテアーゼとよぶ。
・タンパク質+水→いくつかのペプチド を助ける  ペプシン、トリプシン、キモトリプシン
・ペプチド+水→いくつかのアミノ酸 を助ける  ぺプチダーゼ

脂肪加水分解酵素:脂肪を加水分解する酵素

・脂肪+水→脂肪酸+グリセリン を助ける  リパーゼ

ATP分解酵素:ATPからエネルギーをとりだす酵素

※ATPからエネルギーをとり出すと、残るのは使い古しのボロボロATPであるADPです。

・ATP+水→ADP+リン酸+エネルギー を助ける ATP分解酵素
※リン酸はカスみたいなものだと思ってください

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