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古文単語「なす/寝す」の意味・解説【サ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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なす/寝す

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サ行四段活用

未然形なさ
連用形なし
終止形なす
連体形なす
已然形なせ
命令形なせ


意味1:自動詞

(「寝」の尊敬語で)
おやすみになる、お眠りになる

※この用法の場合は、ナ行下二段活用の動詞「寝」の未然形と上代の尊敬の助動詞「す」が一語になった「ねす」が変化したもの。
[出典]:万葉集
「奥山の真木の板戸をとどとして我が開かむに入り来てなさね」

[訳]:真木で造られた板戸をどんどんと押して、私が開けたならさっと(中に)入ってきて、お眠りなさい。


意味2:他動詞

寝かせる、眠らせる

※この用法の場合は、ナ行下二段活用の動詞「寝」の使役動詞。
[出典]万葉集
「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ
いづくより来りしものそ目交にもとなかかりて安眠しなさぬ」

[訳]:瓜を食べれば(残してきた)子どものことが自然に思われる。粟を食べれば、いっそうしのばれる。

いったい子どもたちはどこからたものなのだろうか(どのような縁で、私の子どもとしてやってきたのだろうか)。目の前にやたらと(子どもたちの姿が)ちらついて、安眠させてくれないことよ。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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