更新日時:
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論語 学而第一 8~10 |
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著作名:
春樹
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8:子曰、君子不重則不威、学則不個、主忠信、無友不如己者、過則勿憚改
9:曾子曰。愼終追遠。民徳歸厚矣。
10:子禽問於子貢曰。夫子至於是邦也。必聞其政。求之與。抑與之與。子貢曰。夫子温良恭儉譲以得之。夫子之求之也。其諸異乎人之求之與。
8:子曰く、君子、重からざれば則ち威あらず、学べば則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とすることなかれ。過ちてば則ち改むるに憚る(はばかる)こと勿かれ。
9:曾子曰く、終わりを慎み、遠きを追えば、民の徳厚きに帰せん
10:子禽、子貢に問いて曰く、『夫子の是の邦に至るや必ずその政を聞く。これを求めたるか、抑も(そもそも)これを与えたるか。』
子貢曰く、『夫子は温良恭倹譲(おんりょうきょうけんじょう)以ってこれを得たり。夫子の求むるや、其諸(それこれ)人の求むるに異なるか。』
8:孔子はおっしゃいました。君子は、重々しい雰囲気がなければ威厳がありません。学問をすれば頭が柔軟になります。「忠」と「信」の心を大切にして、自分とレベルがあわない者を友としてはいけません。過ちがあったのなら、それを改めることをためらってはいけません。
9:曾子はおっしゃいました。亡くなった人を丁重に弔い、先人たちを大切にしていれば国民の国への思いも大きくなっていくものです。
10:子禽は子貢に尋ねました。「夫子(孔子)先生は国を訪れると必ず政治について国の役人から質問を受けている。これは先生が自ら名乗りでたからでしょうか。それとも彼らが求めたからでしょうか。」
子貢は答えます。「孔子先生は温厚で、温・良・恭・倹・譲という5つのお心をお持ちです。(なので皆相談をするのでしょう)例え自ら名乗りでたとしても、他の人が(差し出がましく)名乗りでるのとは、相手に与えるニュアンスが違うのではないでしょうか。」と。
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