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古文単語「ものうし/物憂し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
6,673 views |
ものうし/物憂し
このテキストでは、ク活用の形容詞「ものうし/物憂し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | ものうく | ものうから |
連用形 | ものうく | ものうかり |
終止形 | ものうし | ◯ |
連体形 | ものうき | ものうかる |
已然形 | ものうけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | ものうかれ |
■意味1
気が進まない、億劫である、なんとなく心が重たい。
[出典]:うきたる世 紫式部日記
「めでたきこと、おもしろきことを見聞くにつけても、ただ、思ひかけたりし心の引く方のみ強くて、もの憂く、思はずに嘆かしきことのまさるぞ、いと苦しき。」
[訳]:(このような)素晴らしいことや趣のあることを見聞きするにつけても、ただもう、気にかけてきた(出家したいという)気持ちの引きつける方ばかりが強くて、なんとなく気が重く、思いがけずに嘆かわしいことが増えることが、とてもつらいです。
「めでたきこと、おもしろきことを見聞くにつけても、ただ、思ひかけたりし心の引く方のみ強くて、もの憂く、思はずに嘆かしきことのまさるぞ、いと苦しき。」
[訳]:(このような)素晴らしいことや趣のあることを見聞きするにつけても、ただもう、気にかけてきた(出家したいという)気持ちの引きつける方ばかりが強くて、なんとなく気が重く、思いがけずに嘆かわしいことが増えることが、とてもつらいです。
■意味2
つらい、苦しい、嫌だ。
[出典]:太平記
「一夜を明かすほどだにも、旅寝となればもの憂きに...」
[訳]:一晩を明かす間だけでも、旅先で宿泊するともなるとつらい...
「一夜を明かすほどだにも、旅寝となればもの憂きに...」
[訳]:一晩を明かす間だけでも、旅先で宿泊するともなるとつらい...
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