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古文単語「さだまる/定まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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さだまる/定まる

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「さだまる/定まる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形さだまら
連用形さだまり
終止形さだまる
連体形さだまる
已然形さだまれ
命令形さだまれ


意味1:自動詞

決まる、決定する

[出典]世に従はん人は 徒然草
「四季はなほ定まれるついであり。」

[訳]:四季は何と言っても(春夏秋冬という)決まった順序があります。


意味2:自動詞

慣例となる、型にはまる、定説となる

[出典]:御法 源氏物語
さだまりたる念仏をばさるものにて、法華経などを誦ぜさせたまふ。」

[訳]慣例となっている念仏はいうまでもなく、法華経などを読経させなさる。




意味3:自動詞

落ち着く、安定する、鎮まる

[出典]:伊勢物語
「この京は人の家まだ定まらざりける時に...」

[訳]:この京はまだ人家が安定しなかったときに...


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