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古文単語「こころはづかし/心恥づかし」の意味・解説【形容詞シク活用】 |
著作名:
走るメロス
3,184 views |
こころはづかし/心恥づかし
このテキストでは、シク活用の形容詞「こころはづかし/心恥づかし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・シク活用
未然形 | こころはづかしく | こころはづかしから |
連用形 | こころはづかしく | こころはづかしかり |
終止形 | こころはづかし | ◯ |
連体形 | こころはづかしき | こころはづかしかる |
已然形 | こころはづかしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | こころはづかしかれ |
■意味1
(相手が立派なので)
気が引ける、きまりが悪い。
[出典]:にくきもの 枕草子
「にくきもの。急ぐことあるをりに来て、長言するまらうと。あなづりやすき人ならば、『後に』とても、やりつべけれど、さすがに心はづかしき人、いとにくく、むつかし。」
[訳]:しゃくに障るもの。急用がある時にやって来て、長話をする客。容易に見下げることができる人ならば、「後で。」と言ってでも、帰してしまうことができそうだが、そうはいってもやはり(相手が立派で)気がひける人であれば、(さすがにそうもできず)ひどくしゃくに障り不快だ。
「にくきもの。急ぐことあるをりに来て、長言するまらうと。あなづりやすき人ならば、『後に』とても、やりつべけれど、さすがに心はづかしき人、いとにくく、むつかし。」
[訳]:しゃくに障るもの。急用がある時にやって来て、長話をする客。容易に見下げることができる人ならば、「後で。」と言ってでも、帰してしまうことができそうだが、そうはいってもやはり(相手が立派で)気がひける人であれば、(さすがにそうもできず)ひどくしゃくに障り不快だ。
■意味2
(こちらが気後れするほど相手が)
立派である、優れている。
[出典]:明石 源氏物語
「かうは馴れきこゆれど、いと気高う心恥づかしき御ありさまに...」
[訳]:(明石の入道は光源氏に)このように馴れ申し上げたものの、たいそう気高く立派であるご様子に...
「かうは馴れきこゆれど、いと気高う心恥づかしき御ありさまに...」
[訳]:(明石の入道は光源氏に)このように馴れ申し上げたものの、たいそう気高く立派であるご様子に...
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