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古文単語「いとど」の意味・解説【副詞】 |
著作名:
走るメロス
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「いとど」の意味・活用・使用例【副詞】
このテキストでは、古文単語「いとど」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味1
ますます、いっそう、いよいよ。
[出典]:門出・東路の道の果て 更級日記
「その物語、かの物語、光源氏のあるやうなど、ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど、わが思ふままに、そらにいかでかおぼえ語らむ。」
[訳]:その物語、あの物語、光源氏の様子などについて、あれこれ語っているのを耳にしていると、ますます知りたいという思いがつのるのだが、私が望むように、(姉や継母が物語を)何も見ないでどうして(思い出して)語ってくれようか、いや語ってくれはしない。
「その物語、かの物語、光源氏のあるやうなど、ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど、わが思ふままに、そらにいかでかおぼえ語らむ。」
[訳]:その物語、あの物語、光源氏の様子などについて、あれこれ語っているのを耳にしていると、ますます知りたいという思いがつのるのだが、私が望むように、(姉や継母が物語を)何も見ないでどうして(思い出して)語ってくれようか、いや語ってくれはしない。
■意味2
ただでさえ、そうでなくても、そのうえさらに。
[出典]:大鏡
「これは四十たりの子にて、いとど五月にさへ生れてむつかしきなり。」
[訳]:この子は(父親が)四十歳のときの子で、そのうえさらに(縁起が良くないとされる)五月に生まれたので気にかかるのです。
「これは四十たりの子にて、いとど五月にさへ生れてむつかしきなり。」
[訳]:この子は(父親が)四十歳のときの子で、そのうえさらに(縁起が良くないとされる)五月に生まれたので気にかかるのです。
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