manapedia
更新日時:
古文単語「あげちらす/上げ散らす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
9,290 views
あげちらす/上げ散らす

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「あげちらす/上げ散らす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行四段活用

未然形あげちらさ
連用形あげちらし
終止形あげちらす
連体形あげちらす
已然形あげちらせ
命令形あげちらせ


意味:他動詞

むやみやたらに上げる

※「散らす」で「むやみやたらに〜する」の意味がある。
[出典]宮に初めて参りたるころ 枕草子
「ゐざり帰るにや遅きと、上げちらしたるに、雪降りにけり。」

[訳]:膝をついた状態で移動して(退出して自分の部屋に)帰るやいなや、(格子を)むやみやたらに上げたところ、(外では)雪が降ってたのでした。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。