更新日時:
|
|
伊勢物語『東下り(すみだ河)』テストで出題されそうな問題 |
|
著作名:
走るメロス
56,184 views |
このテキストでは、伊勢物語の一節『東下り(すみだ河編)』でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。
次の文章を読み、問いに答えよ
なほ行き行きて、武蔵の国と下総の国との仲に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。その河のほとりにむれゐて、思ひやればかぎりなく遠くも来にけるかなと、わびあへるに、渡守、
「はや舟に乗れ。日も暮れぬ。」
といふに、乗りて渡らむとするに、皆人ものわびしくて、京に、思ふ人なきにしもあらず。さるをりしも、白き鳥の、嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。渡守に問ひければ、
「これなむ都鳥」
といふを聞きて、
名にし負はばいざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと
とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。
1ページ
|
前ページ
|
1/2 |
次ページ |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
源氏物語「若紫・北山の垣間見・若紫との出会い(日もいと長きにつれづれ〜)」わかりやすい現代語訳と解説
>
徒然草『悲田院の尭蓮上人は』のわかりやすい現代語訳
>
百人一首『朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木』現代語訳と解説
>
万葉集『あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』わかりやすい現代語訳・解説と品詞分解
>
百人一首『あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな』現代語訳と解説
>
最近見たテキスト
伊勢物語『東下り(すみだ河)』テストで出題されそうな問題
10分前以内
|
>
|