更新日時:
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点の軌跡を求める問題が簡単に解ける解法テクニック |
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著作名:
ふぇるまー
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2点A(0,2)とB(0,−2)に対して"AP²:BP²=3:1"を満たす点Pの軌跡を求めてみましょう。
点の軌跡を求める問題で目にする形ですね。
この手の問題が苦手な人は特に注目です。点の軌跡を求める問題は、これから説明する順番で解いていけば、必ず答えを求めることができます。
点Pの座標を(x、y)とする
言葉通りで、点Pの座標を(x、y)とします。
点A、B、Pがどのような関係にあるのか式をたてる。
今回の問題では、点A、B、Pの関係が式で与えられています。
"AP²:BP²=3:1"
これを変形して、
"AP²=3BP²" ー①
としておきましょう。
与えられた条件を①に当てはめる
点Aと点Bの座標は問題文で与えられています。そして先ほど、点Pの座標は(x,y)としました。このことからAPとBPの長さを求めることができますね。
座標上の2点間の距離を求める公式より
AP²=(x−0)²+(y−2)²=x²+(y−2)²
BP²=(x−0)²+(y+2)²=x²+(y+2)²
これを①に代入しましょう。
x²+(y−2)²=3{x²+(y+2)²}
作った式を整理したものが求める軌跡の方程式
x²+(y−2)²=3{x²+(y+2)²}
あとはこの式を整理するだけで、点の軌跡が求まります。
x²+y²−4y+4=3x²+3(y²+4y+4)
x²+y²−4y+4=3x²+3y²+12y+12
2x²+2y²+16y+8=0
x²+y²+8y+4=0
x²+y²+8y+16−16+4=0
x²+(y+4)²=12
x²+(y+4)²=(2√3)²
つまりこの点の軌跡は、(0,−4)を中心とする半径2√3の円となります。
逆もまた正しいことを証明する
軌跡がわかったところで、"x²+(y+4)²=(2√3)²"上の点Pが本当に"AP:BP=3:1"となる点なのかを証明しなければなりません。しかし、このステップは省略することが可能です。問題文での指示がない限り、次のように書いておけば点数がもらえますので、ここは楽をしちゃいましょう。
「逆に"x²+(y+4)²=(2√3)²"上の点P(x、y)は条件を満たす」
以上から、条件を満たす点Pの軌跡は「(0,−4)を中心とする半径2√3の円」
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