manapedia
更新日時:
伊勢物語『東下り(駿河国)』テストで出題されそうな問題
著作名: 走るメロス
89,754 views
東下り(駿河国)

このテキストでは、伊勢物語の一節『東下り(駿河国)』でテストに出題されそうな問題をピックアップしています。



問題

次の文章を読み、問いに答えよ


行き行きて、駿河の国にいたりぬ。宇津の山にいたりて、わが入らむとする道はいと暗う細きに、つたかえでは茂り、物心ぼそく、すずろなるめを見ることと思ふに、修行者あひたり。
かかる道はいかでかいまする

言ふを見れば、見し人なりけり。京に、その人の御もとにとて、文書きてつく。
駿河なる宇津の山べのうつゝにも夢にも人にあはぬなりけり


富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いと白う降れり。
時知らぬ山は富士の嶺いつとてか 鹿の子まだらに雪の降るらん

その山は、ここにたとへば、比叡の山を二十ばかり重ねあげたらんほどして、なりは塩尻のやうになんありける。

設問

Q1:「駿河の国」とは現在のどこの都道府県にあたるか。




Q2:「すずろなる」の意味と活用形を答えよ


Q3:「修行者」を歴史的仮名遣いで読め。


Q4:「かかる道は、いかでかいまする」を現代語訳せよ。




Q5:「言ふ」の主語を文章中から抜き出せ。


Q6:「見し人」とはどのような人のことか。


Q7:「五月」を歴史的仮名遣いで読め。




Q8:「つごもり」の意味を答えよ。


Q9:「時知らぬ山」とは何のことか。


次ページ:解答・現代語訳と解説

【受験日本史】室町文化、南北朝文化、北山文化、東山文化、新仏教の発展について解説





1ページ
前ページ
1/2
次ページ


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。