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青年期の特徴とは 3 <パーソナリティ形成> |
著作名:
John Smith
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パーソナリティとは
パーソナリティは、人格と訳され、個人の心理面での特性や人柄、人としての主体のことを指します。
パーソナリティは、もともとラテン語のペルソナ(仮面)という意味に由来しています。演劇などで仮面をかぶった演者が、それぞれの役割を演じ、その人格が出てくるという意味合いです。
著名なパーソナリティの分類
パーソナリティにはいくつかの類型があります。
権威主義型パーソナリティ
エーリッヒ・フロムによって研究が始められた社会的性格の一つで、ドイツの社会学者アドルノが、ナチスのファシズムとその大衆心理を研究して提唱したパーソナリティです。
■強者に従順に、弱者に高圧的。
■偏見や差別意識をもつ。
■自分が所属している組織への帰属意識が極端に強い。
■善悪二元論など、極端な二価値判断をする。
■思考が決まりきったステレオタイプになりやすい。
■他者を内面ではなく、肩書などの外面で判断する。
■上下関係を重視する。
■権力や財力を正義と結びつけやすい。
■他者を自分の目的達成のための手段として用いることが多い。
■簡単に他者を信用しない。
■理想に対して冷淡。
外部志向型パーソナリティ
アメリカの社会学者リースマンが、提唱したものです。
近代以降に産業社会が成立すると、大衆の多くが同時代の匿名の他者からの情報(マスメディアなどを通じて発信されたもの)にもとづいて行動するようになったと述べたのです。
これを外部志向型パーソナリティ(他人志向型パーソナリティ)と言います。
性格類型
ドイツの哲学者シュプランガーは、人間をそれぞれが求める価値の違いから6つの類型に分類しました。これを性格類型と言います。
■理論型
■経済型
■審美型
■宗教型
■権力型
■社会型
また、スイスの精神分析学者のユングは、人間の性格を内向型と外向型の2つに分類しました。
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