更新日時:
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呼吸のしくみと肺を動かすしくみ |
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著作名:
かたくり工務店
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私たち人間を始め、動物の多くは、意識をしなくても、酸素を吸って二酸化炭素をはいています。酸素を吸って二酸化炭素をはくことを、呼吸といいます。陸上の動物は肺で呼吸を、水中にすむ魚類などは、エラで呼吸をしています。
呼吸を行う器官のことを肺と言います。人間には、左右1つずつに肺を持っています。鼻や口から吸った酸素は、気管・気管支をとおって肺へと送り込まれます。肺の中には肺胞(はいほう)とよばれる小さな袋がたくさんつまっています。
肺胞には毛細血管がたくさん通っていて、この毛細血管で、取り込んだ酸素と、体の外に出したい二酸化炭素の交換が行われます。
肺には、自分で呼吸を行うための筋肉がありません。そのために、肺の下にある横隔膜(おうかくまく)を使って肺を大きくしたり小さくしたりすることになります。
肺は、ろっ骨と横隔膜にかこまれた"胸腔"(きょうくう)とよばれるスペースの中にあります。胸腔がせまくなれば肺は小さくなり、二酸化炭素が外に出されます。胸腔が広くなれば肺は大きくなり外から酸素をとりこみやすくなります。
胸腔をせまくするためには、ろっ骨を下げて、横隔膜をあげる必要があり、胸腔を広くするためには、ろっ骨をあげて横隔膜を下げる必要があります。
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