manapedia
更新日時:
「雀の子を犬君が逃がしつる」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き
著作名: 走るメロス
0 views
「雀の子を犬君が逃がしつる」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを。」とて、いと口惜しと思へり。


現代語訳・口語訳・意味

雀の子を犬君が逃がしてしまったの。籠の中に入れておいたのに。」といって、とても残念に思っています。


品詞分解

単語品詞敬意の向き
「雀名詞
格助詞
名詞
格助詞
犬君名詞
格助詞
逃がしサ行四段活用「にがす」の連用形
つる、完了の助動詞「つ」の連体形




主な出典

源氏物語「若紫・北山の垣間見」
「何事ぞや。童べと腹立ち給へるか。」とて、尼君の見上げたるに、少しおぼえたるところあれば、子なめりと見給ふ。「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちに籠めたりつるものを。」とて、いと口惜しと思へり。

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。