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【天平文化】 受験日本史まとめ 14 |
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著作名:
Cogito
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史書の編纂と同時期、713年(和銅6年)には諸国に対して古来の伝承などの筆録が命じられ、全国的な地誌の編纂が行われました。その結果、各地から『風土記』が届けられ、現在常陸・出雲・播磨・豊後・肥前のものが伝えられています。
他方で、当時の貴族の教養として漢詩文をつくることが求められており、751年(天平勝宝3年)にこれらをまとめた日本最古の『懐風藻』が完成します。『懐風藻』には、大友皇子・大津皇子・長屋王らの漢詩が収められています。この時代の漢詩文の文人として淡海三船や石上宅嗣が知られています。
日本在来の文学である和歌も皇族から庶民に至るまで親しまれており、759年(天平宝字3年)に4500首の和歌を収めた『万葉集』が成立しました。編者は大伴家持と言われていますが、現在でも未詳となっています。主な歌人として、天智朝までの有馬皇子・額田王、平城遷都までの柿本人麻呂、天平初年までの山上憶良・山部赤人・大伴旅人、淳仁朝までの大伴家持・大伴坂上郎女などがいました。
官僚の養成機関として、中央には大学が、地方には国学が置かれました。これらの教育機関にはごく一部の人々が入学し、その後中央政府に出仕しましたが、五位以上の貴族の子や、三位以上の子や孫たちは蔭位の制により、特権的に官僚への道が開かれていました。
大学では経書を学ぶ明経道、律令など法律を学ぶ明法道のほかに、音・算・書などがあり、のちに9世紀には漢文・紀伝道が生まれ、陰陽・歴・天文・医・針・按摩・呪禁・薬・などの諸学が教えられました。
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