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古文単語「きす/期す」の意味・解説【サ行変格活用】
著作名: 走るメロス
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きす/期す

このテキストでは、サ行変格活用の動詞「きす/期す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

※「ごす/期す」と読むと異なる意味になるので注意が必要。
サ行変格活用

未然形きせ
連用形きし
終止形きす
連体形きする
已然形きすれ
命令形きせよ


意味:他動詞

取り決める、定める

[出典]:故殿の御ために 枕草子
「月秋と期して身いづくか。」

[訳]:(かつて)月は秋(が素晴らしい)と定めて(愛でた人の)身はどこにあるのでしょうか。


意味2:他動詞

誓う、約束する

[出典]:五月ばかり 枕草子
「殿上にていひ期しつる本意もなくては...」

[訳]:殿上の間で言葉にして約束した目的も果たさずに...


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