更新日時:
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中小企業が抱える問題 |
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著作名:
モンテスQ
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企業にはざっくりわけて2種類あります。大企業と中小企業です。
その線引は微妙なところですが、中小企業基本法によると以下の条件にあるものが中小企業と定められています。
- | 従業員数 | 資本金 | 例えば |
製造業 | 300人以下 | 3億円以下 | 自動車メーカー、電気メーカーなど |
卸売業 | 100人以下 | 1億円以下 | 製造業と小売業の間に入る産業 |
小売業 | 50人以下 | 5000万円以下 | スーパーなど |
サービス業 | 100人以下 | 5000万円以下 | レストラン、教育など |
大企業と中小企業は下請けの関係にあることが多いです。
例えば車を販売している大企業Aがあったとします。このとき、A社はすべての部品を自社で製造するのではなく、ねじはネジ専門の会社へ、タイヤはタイヤ専門の会社へ部品を発注します。
つまり大企業と中小企業は持ちつ持たれつの関係で成り立っているんですね。
先ほど大企業と中小企業は持ちつ持たれつの関係とは書きましたが、生産性、労働条件や福利厚生などをみてみると、大企業の方が圧倒的に充実しているのが現実です。
このように大企業と中小企業との間で見られる経済格差のことを経済の二重構造と言います。
国内で部品を揃えるよりも、海外で生産するほうが安いということで、大企業の多くは海外(中国やタイのような東南アジア諸国)へと生産拠点を移しています。これによって、下請けでまかなわれていた中小企業の仕事は激減し、大企業と中小企業とでの格差はさらに増しています。
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