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「アルメニア共和国」について調べてみよう
著作名: 早稲男
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アルメニア共和国

アルメニア共和国(以下「アルメニア」、英語ではRepublic of Armenia)は、ユーラシア大陸の南コーカサス地方に位置する内陸国です。首都はエレバンです。。

このテキストでは、アルメニア共和国の特徴を「国土」、「人口と人種」、「言語」、「主な産業」、「主な観光地」、「文化」、「スポーツ」、「日本との関係」の8つのカテゴリに分けて詳しく見ていき、同国の魅力や国際的な影響力について考えていきます。


1.国土

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アルメニアは、北にジョージア、東にアゼルバイジャン、南にイラン、西にトルコと国境を接する内陸国です。国土面積は約29,800平方キロメートルで、主に山岳地帯が広がっています。最高峰はアラガツ山(標高4,090メートル)で、国内には多くの河川や湖が点在しています。特に、セヴァン湖は国内最大の湖であり、観光地としても人気があります。


2.人口と人種

2024年の調査によれば、アルメニアの人口は約280万人です。民族構成は、アルメニア人が98.1%を占め、少数派としてヤズィディ人(1.1%)、ロシア人(0.5%)、アッシリア人(0.1%)などが居住しています。


3.言語

公用語はアルメニア語で、独自のアルメニア文字を持つ言語です。アルメニア文字は5世紀初頭に聖メスロプ・マシュトツによって考案され、現在も使用されています。また、ロシア語や英語も教育やビジネスの場で広く理解されています。


4.主な産業

アルメニアの経済は、サービス業、工業、農業を中心に構成されています。特に、情報技術(IT)分野は近年急速に成長しており、エレバンを中心に多くのIT企業が設立されています。農業では、果物、野菜、ワインの生産が盛んで、特にアルメニア産のブランデーは高品質で知られています。


5.主な観光地

アルメニアには多くの歴史的・文化的遺産があります。首都エレバンは、紀元前782年に建設された歴史を持ち、エレバン・カスケードや共和国広場などの観光スポットがあります。また、世界遺産に登録されているゲガルド修道院やハフパット修道院など、中世の修道院群も訪れる価値があります。さらに、国内最大の湖セヴァン湖周辺は自然の美しさを楽しめるリゾート地として人気です。


6.文化

アルメニアは地理的にヨーロッパとアジアの交差点に位置するため、さまざまな文明や帝国の影響を受けつつも、独自の文化を育んできました。

アルメニアは、301年に世界で初めてキリスト教を国教とした国として知られています。このため、キリスト教に関連する建築物や伝統が多く存在します。音楽や舞踊、工芸品などの伝統文化も豊かで、特にアルメニアの民族楽器であるドゥドゥクの音色はユネスコの無形文化遺産に登録されています。


7.スポーツ

アルメニアでは、レスリング、重量挙げ、チェスなどが人気のスポーツです。特にチェスは国民的な競技として親しまれ、多くの国際的な大会で優秀な成績を収めています。また、サッカーやバスケットボールも若者を中心に盛んに行われています。


8.日本との関係

経済協力

2018年2月14日、エレバンにおいて「投資の自由化、促進及び保護に関する日本国とアルメニア共和国との間の協定」が署名されました。この協定は、両国間の投資環境の整備と投資の促進を目的としており、2019年5月15日に発効しました。


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