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有機化合物と無機化合物の違い一覧・まとめ
著作名: 藤山不二雄
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有機化合物と無機化合物の違い

有機化合物と無機化合物の違いは以下のように定義されています。
炭素原子が骨格として組み立てられている化合物を有機化合物そうでない化合物を無機化合物という

※ただし一酸化炭素、二酸化炭素などは無機物質に含まれる

例えばメタン(CH₄)やエタン(C₂H₆)やといったものが有機化合物に、塩化ナトリウム(NaCl)と言ったものが無機化合物に該当します。

有機化合物

有機化合物を構成する元素は、炭素や水素、酸素、窒素、硫黄、リン、ハロゲンなどが挙げられます。物質を構成する種類は少ないのですが、有機化合物の数は把握されているだけでも1,000万種類以上あるというので驚きです。その多様性の秘密は炭素(C)にあります。

炭素

炭素は14族に属する元素ですが、陽性も陰性も大きくはありません。そのために、陽性の原子や陰性の原子とでも何とでも仲良く共有結合を作ることが可能なのです。

有機化合物と無機化合物の違い

有機化合物と無機化合物の違いを表にまとめてみました。

有機化合物無機化合物
結合共有結合イオン結合
融点低い高い
水溶性水に溶けにくく、有機溶媒に溶けやすい水に溶けやすく、有機溶媒に溶けにくい
電離非電解質電解質
燃焼可燃性が多い不燃性が多い
反応性遅い早い



今回の記事は概念的な部分ですので、覚える必要はありません。
有機化合物ってこういうものなのかという復習にでも読んでもらえたらと思います。

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