更新日時:
|
|
『わが園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れくるかも』現代語訳と解説・品詞分解 |
|
著作名:
走るメロス
48,945 views |
このテキストでは、万葉集で詠まれている「わが園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れくるかも」という歌について説明していきます。
わが園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れくるかも
私の庭に生めの花が散っている。あたかも天から雪が流れ来るかのようだ
この歌は、大伴旅人によって詠まれたもので、二句切れです。雪の白さから梅の白さを連想しているだけではなく、「天空から落ちてくる」というイメージを加えることで、白色の美しさがよりいっそう際立って感じる歌です。
ひさかたの | 枕詞。「天」、「雨」、「月」などにかかる |
雪 | 梅の花が白いのを雪に見立てている |
※名詞は省略しています。
わ | 代名詞 |
が | 格助詞 |
園 | ー |
に | 格助詞 |
梅 | ー |
の | 格助詞 |
花 | ー |
散る | ラ行四段活用・終助詞 |
ひさかたの | 枕詞 |
天 | ー |
より | 格助詞 |
雪 | ー |
の | 格助詞 |
流れくる | カ行変格活用・連体形 |
かも | 詠嘆の終助詞 |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
百人一首1『秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露に濡れつつ』現代語訳と解説(掛詞・品詞分解など)
>
百人一首『いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな』現代語訳と解説(掛詞、対語など)
>
源氏物語『夕顔・廃院の怪』(宵過ぐるほど、少し寝入り給へるに〜)のわかりやすい現代語訳と解説
>
高校古文『出でて往なばたれか別れの難からむありしにまさる今日は悲しも』わかりやすい現代語訳と品詞分解
>
徒然草『神無月のころ』 わかりやすい現代語訳と解説
>
デイリーランキング