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よく登場する歴史書(史伝)
著作名: 春樹
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はじめに

ここでは、漢文によく登場してくる歴史書についてまとめています。
春秋

基本経典とされる5種類の経書の総称を五経といいますが、そのうちの1つです。
もともとは春秋時代の魯の国の歴史について書かれた歴史書で、それに孔子が手を加えたものではないかとされています。

春秋の注訳書に春秋左氏伝春秋公羊伝春秋穀梁伝があります。
戦国策

前漢の劉向の著です。
主に戦国時代に活躍した遊説家たちが国のトップにしたアドバイスや政策を、国別にまとめたものです。
ちなみに虎の威を借る狐という言葉は、この書からきています。
史記

前漢の司馬遷の著です。
伝説時代の黄帝か前漢の武帝までの2千年以上の歴史が編纂されています。
もともと史記とは「歴史を記した書」という意味をもつ一般名詞でしたが、あまりにも司馬遷の史記が優れているので、固有名詞となったと言われています。
漢書

後漢の班固らの著です。漢の高祖から平帝までの歴史が記されています。
史記のような過去の王朝のことを流れで編纂した通史ではなく、後漢という1つの王朝についてまとめられた断代史であることが特徴です。
後漢書

南北朝の宋の范曄らの著です。
後漢の光武帝から後漢が滅びるまでの歴史が編纂されています。
後漢書の中の東夷伝に、倭奴国(後の日本)が後漢へ遣使したと記されているという点で、私たちにも馴染みのある史書かもしれませんね。
三国志

普の陳寿の著です。
魏の文帝から普の武帝までの魏・呉・蜀3国の歴史が記されています。
このなかの「魏書」にある魏志倭人伝には、邪馬台国からの使者や卑弥呼についての記述もあります。

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