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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける いづれを梅とわきて折らまし』 現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、古今和歌集で詠まれている「雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける いづれを梅とわきて折らまし」という歌について説明していきます。

原文

雪降れば木梅に花ぞ咲きにける いづれを梅とわきて折らまし

現代語訳

雪が降って、木に白い花が咲いたように見える。木梅(きごと)と書くと梅という時になるが、どの木を本当の梅の木と区別して折ったらよいだろうか

解説・鑑賞のしかた

この歌は、紀友則(紀貫之のいとこ)によって詠まれたものです。
「木梅(きごと)」と書いて、梅の木と結び付けたおもしろいう発想をしています。庭の木のほとんどに雪が積もっていて、どれがどの木だかわかならい。ましてや梅の花は白いので、雪の白さで、どの木が梅の木なのかがわからない、という冬の一コマを詠んだものです。

単語


木梅にどの木にも
折らまし「折ったらよいのだろう」とためらいの意思で訳す
ぞ-ける係り結びの法則


品詞分解

※名詞は省略してあります。


降れ(ラ行変格活用・已然形)
(正族助詞)
木梅
(格助詞)

(カ行四段活用・連用形)
咲き(カ行四段活用・連用形)
(完了を表す助動詞・連用形)
ける(詠嘆を表す助動詞・連体形)
いづれ
(格助詞)

(格助詞)
分き(カ行四段活用・連用形))
(接続助詞)
折ら(ラ行四段活用・未然形)
まし(意思を表す助動詞・連体形)

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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 精選国語総合』 東京書籍
『教科書 高等学校国語 国語総合』 東京書籍

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