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「青田刈り」と「青田買い」の意味とその違い
著作名: 春樹
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「青田刈り」と「青田買い」

似たような言い回しをするけれど、実は意味が違う。そんな言葉にフォーカスをして連載していきます。第1回目は青田刈り青田買いについてみていきましょう。





青田刈り

青田とは、収穫をする前のまだ青い状態の田んぼのことを指します。青田刈りとは、戦国時代での戦の作戦の1つです。敵の城の周りにある田んぼの稲を、まだ実っていない状態で刈り落としてしまうことで、相手の食糧を少なくしようとすることです。

特に収穫しても稲自体に価値はないのだけれど、早く刈っておくということを青田刈りと言います。

青田買い

一方で、企業が決められた新入社員の採用試験期間よりも前に、優秀な人材に内緒で接触をして、卒業後の入社をいち早く約束することを青田買いと言います。優秀だから早いうちにつばをつけてキープしておく、これが青田買いです。





2つの異なる点

青田刈りと青田買い、似ていますが青田刈りは特に価値がなさそうであっても早く刈っておくという意味であるのに対して、青田買いは優秀な人材を早めにキープしておくという意味です。

「青田刈り」は優秀である必要がなく、「青田買い」は優秀なものに対して使われるというイメージを持っておきましょう。


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