モルと原子量と質量の関係
モルと原子量(分子量や式量も含みます)、そして質量にはちょっとした相関関係があります。その関係を下図にまとめてみました。
この図を式に表すと以下のようになります。
質量(g)=物質量(モル)×原子量(分子量・式量)
物質量(モル)=質量(g)÷原子量(分子量・式量)
原子量(分子量・式量)=質量(g)÷物質量(モル)
この関係性を理解していれば、次のような問題も簡単に解くことができます。
1)0.5molのCO₂の質量、2.0molのNH₃の質量はそれぞれ何グラムでしょうか?
2)8.0gのNaOHは何molでしょうか?
■まず(1)です。
問題で問われているのは何グラムかということですから、上の図の質量を求めればいいわけです。質量は、物質量(モル)×原子量で求めることができますね。
■CO₂
CO₂の原子量を求めます。周期表より
Cの原子量は12、
O₂の原子量は16×2=32ですので、
CO₂の原子量は12+32=44となります。
これより質量=0.5mol×44=22(g)です。
■NH₃
NH₃の原子量を求めます。周期表より
Nの原子量は14、
H₃の原子量は1×3=3ですので、
NH₃の原子量は14+3=17となります。
これより質量=2mol×17=34(g)となります。
■続いて(2)です。
問題では何モルかと問われていますので、モルと原子量と質量の関係から、
モル=質量(g)÷原子量で求めることができます。
NaOHの原子量は、40ですので、モル=8÷40=0.2(モル)となります。
まとめ
ここまで物質量(モル)の概念、そして物質量(モル)と質量、原子量との関係をみてきました。
さらに応用になるとここに「体積」の考え方が加わってきますが、今回はここまでにしておきましょう。しっかりと内容を理解しておいてくださいね。
モル(物質量)のわからない所をわかりやすく3~アボガドロの法則を使ったモル計算と練習問題~