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【鶏冠井】あなたは読める?難読地名の読み方と由来
著作名: 春樹
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【鶏冠井】の読み方と由来

日本各地には、漢字の読み方が一般的なものではない難読地名がたくさんあります。地名の読み方と由来を知ることでその土地の意外な歴史を知ることができるかもしれません。

今回は、京都府の南西に位置する「鶏冠井」についてみていきます。





「鶏冠井」の読み方

「鶏冠井」は「かいで」と読みます。


鶏冠井の由来

長岡京の中心地あたりを見ると「鶏冠井」という地名が見つかる。これで「かいで」と読むのだが、『向日市史』では、この辺りには井戸と楓「かえで」が多かったので、「かいで」の地名が起こったと説明している。さらに楓の葉っぱの色や形が鶏のとさかに似ていることから「鶏冠(とさか)」の「井」と当て字されたというのだ。しかし、「鶏冠井」の表記は平安末期の大治六(1131)年以降で、それ以前は「蝦手井」と書かれていたようだ。この土地に五差路があり、蛙の手のように見えたため「カヘルデヰ」と呼ばれたという説もあり、明確な由来はわからない。

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