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混合物と純物質と判別のしかた
著作名: かたくり工務店
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混合物

水に食塩をまぜて食塩水を作ってみます。飲むと…



しょっぱいですね。(当たり前です)
この食塩水というのは、「食塩」で作られた物質です。このように物質を混ぜ合わせてできた物質のことを混合物と言います。

私たちが普段すっている空気、これも酸素や窒素、二酸化炭素などが含まれた混合物と言えます。

純物質

一方で純物質とは、混ぜ合わせる前の物質のことです。先ほどの例でいくと、水は水単体だけで何も混じっていないですし、塩もまた塩単体で存在していて、他の物質とは混じっていませんね。食塩水は、物質を混ぜ合わせて作られたことを考えるとちょっと性質が違います。

このように物質を混ぜ合わせることなく存在している物質のことを純物質と言います。例えば砂糖や塩、酸素や窒素なども純物質になります。
混合物か純物質かを見分ける方法

では目の前にある物質が混合物か純物質かを見分ける方法をみていきましょう。
熱してみる

目の前にある物質を熱してみましょう。

実は純物質の沸点・融点は決まっています。(例えば水であれば沸点は100℃、エタノールであれば沸点は78.37℃と決まっています。)この性質を利用して混合物か純物質かを判定するのです。

あらかじめ各純物質の沸点のデータを手元においておいて、目の前にある物質を沸騰させてみます。このときに、手元のデータにある沸点と熱した物質の沸点とが異なれば、これは純物質ではなく混合物だと判定ができるわけですね。

密度を比べてみる

今度は密度を使って判別してみましょう。
沸点・融点と同じように、純物質の密度もまた決まっています。この性質を利用して、目の前にある物質の密度と、あらかじめ用意しておいた純物質の密度とが一致しなければ、その物質は混合物であると判定ができるわけです。


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