単語を覚える時には、それぞれの単語のもつ中心的イメージが何なのかを考えてみるといいかもしれません。
例えば、appreciateです。このappreciateという動詞の中にはpriceという単語が入っています。Priceは、いまでこそ「価格」という意味ですが、もともとは「価値」という意味でした。だから、appreciateの中心的イメージには「価値がわかる」という意味があるのです。
英語の詩の価値がわかるならば「鑑賞する」ことができます。
誰かがしてくれた親切な行為の価値がわかるならば「感謝する」ことができます。
教育の価値がわかれば教育の大切さを「正しく理解する」ことができます。
ある映画の価値がわかればその映画を「正しく評価する」ことができます。
このように考えると、appreciateには「正しく理解する」「正しく評価する」「鑑賞する」「感謝する」という4つの意味があることもわかってきます。
He can appreciate English poetry.「英語の詩を鑑賞できる」
We appreciate your cooperation.「ご協力に感謝いたします」
He appreciates the importance of education.「教育の大切さを正しく理解している」
His movies are fully appreciated by us.「その映画は十分に正しく評価されている」
単語を覚えようとする際には、できる範囲でもかまわないので、何が中心的イメージなのかを考えてみるといいでしょう。