いひはなつ/言ひ放つ
タ行四段活用
未然形 | いひはなた |
連用形 | いひはなち |
終止形 | いひはなつ |
連体形 | いひはなつ |
已然形 | いひはなて |
命令形 | いひはなて |
■意味:他動詞
遠慮なく言う、きっぱりと言う。
[出典]:
悲田院の堯蓮上人は 徒然草
「なべて、心やはらかに、情けあるゆゑに、人の言ふほどのこと、けやけくいなび難くて、よろづ、え
言ひ放たず、心弱くこと受けしつ。」
[訳]:(都の人は)一般に心が穏やかで、思いやりがあるために、人が言う(頼む)ぐらいのことは、きっぱりと断わりにくくて、万事につけて、
遠慮なく言うことができないので、気弱く引き受けてしまうのです。