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古文単語「かしかまし/かしがまし/囂し」の意味・解説【形容詞シク活用】

著者名: 走るメロス
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かしかまし/囂し

このテキストでは、シク活用の形容詞「かしかまし/かしがまし/囂し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・シク活用

未然形かしかましくかしかましから
連用形かしかましくかしかましかり
終止形かしかまし
連体形かしかましきかしかましかる
已然形かしかましけれ
命令形かしかましかれ


意味

うるさい、やかましい

[出典]うつくしきもの 枕草子
「鶏の雛の、足高に、白うをかしげに、衣短なるさまして、ひよひよとかしかましう鳴きて...」

[訳]:鶏の雛の、足が長く、白くかわいらしい様子で、丈の短い着物を着ているような姿で、ぴよぴよとやかましく鳴いて...

※「かしかましう」は連用形「かしかましく」のウ音便。


備考

近世以降は「かしがまし」と読む。その場合の活用は以下の通り。
未然形かしがましくかしがましから
連用形かしがましくかしがましかり
終止形かしがまし
連体形かしがましきかしがましかる
已然形かしがましけれ
命令形かしがましかれ

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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