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古文単語「ゑふ/酔ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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ゑふ/酔ふ

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「ゑふ/酔ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ハ行四段活用

未然形ゑは
連用形ゑひ
終止形ゑふ
連体形ゑふ
已然形ゑへ
命令形ゑへ


意味1:自動詞

(酒や乗り物などに)
酔う

[出典]:下部に酒飲まする事は 徒然草
「うつし心なく酔ひたる者に候。」

[訳]:正体もなく酒に酔っている者でございます。


意味2:自動詞

中毒になる

[出典]:今昔物語
「和太利といふ茸こそ、人それを食ひつれば、酔ひて必ず死ぬる。」

[訳]:和太利というキノコは、人がそれを食べると、中毒になって必ず死んでしまう。




意味3:自動詞

心を奪われる

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
「猛く思ひつる造麻呂も、物に酔ひたる心地して、うつぶしに伏せり。 」

[訳]:勇ましく思っていた造麻呂も、物に心を奪われたような気分がして、うつぶせに伏せています。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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