かかり/斯かり
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
かかり/斯かり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
副詞「かく」とラ行変格活用「あり」が一語になった「かくあり」が転じたもの。
ラ行変格活用
未然形 | かから |
連用形 | かかり |
終止形 | かかり |
連体形 | かかる |
已然形 | かかれ |
命令形 | かかれ |
■意味:自動詞
このようである、こんなである。
[出典]:
若紫・北山の垣間見 源氏物語
「かばかりになれば、いと
かからぬ人もあるものを。」
[訳]:これくらい(の年頃)になれば、
こんな(幼稚)
ではない人もいるのに。