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徒然草『いでや、この世に生まれては』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。「人には木の端のやうに思はるるよ。」と、清少納言が書けるも、げにさることぞかし。


法師
ばかり副助詞
うらやましから形容詞・シク活用・未然形
打消の助動詞・連体形
もの
係助詞
あらラ行変格活用・未然形
じ。打消推量の助動詞・終止形
「人
格助詞
係助詞
格助詞
格助詞
やうに比況の助動詞・連用形
思はハ行四段活用・未然形
るる受身の助動詞・連体形
よ。」終助詞
と、格助詞
清少納言
格助詞
書けカ行四段活用・已然形
存続の助動詞・連体形
も、係助詞
げに副詞
さる連体詞
こと
終助詞
かし。終助詞



勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず。増賀聖の言ひけむやうに、名聞苦るしく、仏の御教へに違ふらむとぞおぼゆる。

勢ひ
猛に、形容動詞・ナリ活用・連用形
ののしりラ行四段活用・連用形
たる存続の助動詞・連体形
格助詞
つけカ行下二段活用・連用形
て、接続助詞
いみじ形容詞・シク活用・終止形
格助詞
係助詞
見えヤ行下二段活用・未然形
ず。打消の助動詞・終止形
増賀聖
格助詞
言ひハ行四段活用・連用形
けむ過去の伝聞を表す助動詞・連体形
やうに、比況の助動詞・連用形
名聞苦るしく、形容詞・シク活用・連用形
格助詞
御教へ
格助詞
違ふハ行四段活用・終止形
らむ現在推量の助動詞・終止形
格助詞
係助詞
おぼゆる。ヤ行下二段活用・連体形



ひたぶるの世捨て人は、なかなかあらまほしき方もありなむ。

ひたぶる形容動詞・ナリ活用の語幹
格助詞
世捨て人
は、係助詞
なかなか副詞
あらまほしき形容詞・シク活用・連体形
係助詞
ありラ行変格活用・連用形
強意の助動詞・未然形
む。推量の助動詞・終止形


【「ひたぶるなり」の意味は?】

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「教科書 高等学校 古典B」 第一学習社
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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