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枕草子『宮に初めて参りたるころ』の品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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■高坏に参らせたる大殿油なれば、髪の筋なども、なかなか昼よりも顕証に見えてまばゆけれど、念じて見などす。
単語 | 品詞 | 敬意の向き |
高坏 | ー | ー |
に | 格助詞 | ー |
参らせ | サ行下二段活用「まゐらす」の連用形 | 謙譲語:作者→中宮定子 |
たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 | ー |
御殿油 | ー | ー |
なれ | 断定の助動詞「なり」の已然形 | ー |
ば、 | 接続助詞 | ー |
髪 | ー | ー |
の | 格助詞 | ー |
筋 | ー | ー |
など | 副助詞 | ー |
も、 | 係助詞 | ー |
なかなか | 副詞 | ー |
昼 | ー | ー |
より | 格助詞 | ー |
も | 係助詞 | ー |
顕証に | ナリ活用の形容動詞「けそうなり」の連用形 | ー |
見え | ヤ行下二段活用「みゆ」の連用形 | ー |
て | 接続助詞 | ー |
まばゆけれ | ク活用の形容詞「まばゆし」の已然形 | ー |
ど、 | 接続助詞 | ー |
念じ | サ行変格活用「ねんず」の連用形 | ー |
て | 接続助詞 | ー |
見 | マ行上一段活用「みる」の連用形 | ー |
など | 副助詞 | ー |
す。 | サ行変格活用「す」の終止形 | ー |
■いと冷たきころなれば、さし出でさせ給へる御手のはつかに見ゆるが、いみじうにほひたる薄紅梅なるは、限りなくめでたしと、
単語 | 品詞 | 敬意の向き |
いと | 副詞 | ー |
つめたき | ク活用の形容詞「つめたし」の連体形 | ー |
ころ | ー | ー |
なれ | 断定の助動詞「なり」の已然形 | ー |
ば、 | 接続助詞 | ー |
さし出で | ダ行下二段活用「さしいづ」の未然形 | ー |
させ | 尊敬の助動詞「さす」の連用形 | 作者→中宮定子 |
給へ | ハ行四段活用「たまふ」の已然形 | 尊敬の補助動詞:作者→中宮定子。「させ」とあわせて二重敬語 |
る | 存続の助動詞「り」の連体形 | ー |
御手 | ー | ー |
の | 格助詞 | ー |
はつかに | ナリ活用の形容動詞「はつかなり」の連用形 | ー |
見ゆる | ヤ行下二段活用「みゆ」の連体形 | ー |
が、 | 格助詞 | ー |
いみじう | シク活用の形容詞「いみじ」の連用形「いみじく」のウ音便 | ー |
にほひ | ハ行四段活用「にほふ」の連用形 | ー |
たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 | ー |
薄紅梅 | ー | ー |
なる | 断定の助動詞「なり」の連体形 | ー |
は、 | 係助詞 | ー |
限りなく | ク活用の形容詞「かぎりなし」の連用形 | ー |
めでたし | ク活用の形容詞「めでたし」の終止形 | ー |
と、 | 格助詞 | ー |
■見知らぬ里人心地には、かかる人こそは世におはしましけれと、おどろかるるまでぞ、まもり参らする。
単語 | 品詞 | 敬意の向き |
見知ら | ラ行四段活用「みしる」の未然形 | ー |
ぬ | 打消の助動詞「ず」の連体形 | ー |
里人心地 | ー | ー |
に | 格助詞 | ー |
は、 | 係助詞 | ー |
かかる | ラ行変格活用「かかり」の連体形 | ー |
人 | ー | ー |
こそ | 係助詞 | ー |
は | 係助詞 | ー |
世 | ー | ー |
に | 格助詞 | ー |
おはしまし | サ行四段活用「おはします」の連用形 | 尊敬語:作者→中宮定子。「おはす」よりも高い敬意 |
けれ | 詠嘆の助動詞「けり」の已然形:係り結び | ー |
と、 | 格助詞 | ー |
おどろか | カ行四段活用「おどろく」の未然形 | ー |
るる | 自発の助動詞「る」の連体形 | ー |
まで | 副助詞ー | ー |
ぞ、 | 係助詞 | ー |
まもり | ラ行四段活用「まもる」の連用形 | ー |
参らする。 | サ行下二段活用「まゐらす」の連体形 | 謙譲の補助動詞:作者→中宮定子 |
【「おどろく」の意味は?】
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