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11_80 文法 / 形容詞

to do と that の使い分け①

著者名: kemmy
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はじめに

確認

It is ~ to do
It is ~ that S V
の形はもうバッチリですか?
このときのIt形式主語と呼ばれるものでしたね。
今回は「~」に形容詞が入るときのことを勉強します。
以下は次の段階の話なので、あやふやなまま読むと
混乱する可能性があるので注意してください。

英訳しよう

2つの例を挙げますので、It isからはじめて訳してみましょう。

ex.1 あなたが夜遅くに出歩くのは危険だ。

ex.2 彼が嘘をついたのは明らかである。


できましたか?
それでは、解説を始めます。

解説

to doを使うとき

ex.1 あなたが夜遅くに出歩くのは危険だ。

○It is dangerous for you to go out late at night.

と、to doの形を用います。
この文章では(あなたが)つまり(for you)を省略しても意味が通じます。
いわゆる「意味上の主語」が無くても、文として成立します。
つまり、「実際にあなたが夜遅くに出歩くかどうか」は関係ありません。
ここでは一般論と呼びます。

×It is dangerous that you go out late at night.
とするのは好ましくありません。


thatを使うとき

ex.2 彼が嘘をついたのは明らかである。

○It is clear that he lied.

こちらはthat節を用います。
「彼が嘘をついた」というのは事実なので、
この文章では(彼が)を取ってしまうと、意味が通じません。

ですから、
×It is clear for him to have lied.
とするのは変です。

lieには「嘘をつく」の他に
「横たわる」という意味があります。
lay「~を横たえる」と混同しやすく、問題によく出ます。
危ないと思った人は、自動詞と他動詞を確認しておくといいと思います。


形容詞で決まる!

さて、ここまで意味で違いを考えてきましたが、
形容詞そのものが一般論を表すものと事実を表すものがあります。

一般論を表す形容詞

easy/difficult/hard/dangerous/safeなど

事実を表す形容詞

clear/true/certainなど

まとめ

to do一般論を表す形容詞とともに
that事実を表す形容詞とともに使う!

おわりに

ややこしく分かりにくいという声が聞こえてきそうです(笑)
確かに、明確な区分がないものも多く、コロケーションで覚えたほうが使いやすいと思います。しかし、to doを使うかthatを使うかによって意味の変わってくる形容詞もあるので、その理解に役立ててください。②ではpossibleを例に解説します。


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