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古文単語「ききはつ/聞き果つ」の意味・解説【タ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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ききはつ/聞き果つ

このテキストでは、タ行下二段活用の動詞「ききはつ/聞き果つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

タ行下二段活用

未然形ききはて
連用形ききはて
終止形ききはつ
連体形ききはつる
已然形ききはつれ
命令形ききはてよ


意味:自動詞

終わりまで全部聞く

[出典]能は歌詠み 古今著聞集
「...と、初めの句を申し出だしたるを、候ひける女房たち、折にあはずと思いたりげにて笑ひ出だしたりければ、『物を聞き果てずして笑ふやうやある。』と仰せられて、...」

[訳]:...と、最初の句を詠み申し上げたところ、(その場に)控えて女房たちは、季節に合わないと思っているようで笑い出していたので、(大臣は)「物事を終わりまで聞かずに笑うことがあるか、いや、あってはならない。」とおっしゃって...


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