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古文単語「まします/坐します/座します」の意味・解説【サ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
23,371 views |
まします/坐します/座します
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「まします/坐します/座します」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
未然形 | ましまさ |
連用形 | ましまし |
終止形 | まします |
連体形 | まします |
已然形 | ましませ |
命令形 | ましませ |
■意味1:自動詞
(あり/居りの尊敬語で)
いらっしゃる、おありになる。
[出典]:月見 平家物語
「福原の新都にまします人々...」
[訳]:福原の新しい都にいらっしゃる人々は...
「福原の新都にまします人々...」
[訳]:福原の新しい都にいらっしゃる人々は...
■意味2:補助動詞
〜ていらっしゃる、〜でいらっしゃる。
■意味3:補助動詞
(「せまします/させまします」の形で)
お〜になる、お〜なさる。
[出典]:法印問答 平家物語
「一旦恨み申させまします旨、そのいはれ候。」
[訳]:一時非難を申し上げなさるのには、それだけの理由がございます。
「一旦恨み申させまします旨、そのいはれ候。」
[訳]:一時非難を申し上げなさるのには、それだけの理由がございます。
備考
「あり/居り」の尊敬語といえば「おはします/御座します」がある。中古では「おはします/御座します」が広く用いられ、「まします」は神仏に対して用いられる程度であったが、鎌倉時代以降「まします」の使われる対象が広くなった。
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