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古文単語「きえはつ/消え果つ」の意味・解説【タ行下二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、タ行下二段活用の動詞「きえはつ/消え果つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | きえはて |
連用形 | きえはて |
終止形 | きえはつ |
連体形 | きえはつる |
已然形 | きえはつれ |
命令形 | きえはてよ |
完全に消える、すっかり消える。
[出典]:古今和歌集
「消えはつる時しなければ越路なる白山の名は雪にぞありける」
[訳]:(雪が)完全に消えるときがないので、北陸にある白山の名前は雪にちなんだものなのだなぁ
「消えはつる時しなければ越路なる白山の名は雪にぞありける」
[訳]:(雪が)完全に消えるときがないので、北陸にある白山の名前は雪にちなんだものなのだなぁ
息が絶える、死ぬ。
[出典]:梓弓 伊勢物語
「あひ思はで離(か)れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消え果てぬめる」
[訳]:(私はあなたのことを思っているのに)互いに思いが通わずに離れてしまった人を引き止めることもできなくて、私の身は今、死んでしまいそうです
「あひ思はで離(か)れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消え果てぬめる」
[訳]:(私はあなたのことを思っているのに)互いに思いが通わずに離れてしまった人を引き止めることもできなくて、私の身は今、死んでしまいそうです
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