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古文単語「とりいる/取り入る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
4,339 views |
とりいる/取り入る
このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「とりいる/取り入る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行下二段活用
未然形 | とりいれ |
連用形 | とりいれ |
終止形 | とりいる |
連体形 | とりいるる |
已然形 | とりいるれ |
命令形 | とりいれよ |
■意味1:他動詞
(手紙や贈り物などを)
受け取る。
■意味2:他動詞
中に入れる。
[出典]:この草子、目に見え心に思ふことを 枕草子
「左中将、まだ伊勢守と聞こえしとき、里におはしたりしに、端の方なりし畳をさし出でしものは、この草子載りて出でにけり。惑ひ取り入れしかど...」
[訳]:左中将殿が、まだ伊勢守と申し上げたとき、(私の)住んでいる所にいらっしゃったのですが、端の方においてあった畳を差し出したところ、この草子が(畳に)のって(人目につくところに)出ていました。あわてて中に入れたのですが...
「左中将、まだ伊勢守と聞こえしとき、里におはしたりしに、端の方なりし畳をさし出でしものは、この草子載りて出でにけり。惑ひ取り入れしかど...」
[訳]:左中将殿が、まだ伊勢守と申し上げたとき、(私の)住んでいる所にいらっしゃったのですが、端の方においてあった畳を差し出したところ、この草子が(畳に)のって(人目につくところに)出ていました。あわてて中に入れたのですが...
■意味3:他動詞
(物の怪が人の心を引き入れて)
苦しめる、悩ませる。
[出典]:葵 源氏物語
「例のごと取り入れたるなめり...」
[訳]:いつものように物の怪が心を引き入れて悩ませているのであろう...
「例のごと取り入れたるなめり...」
[訳]:いつものように物の怪が心を引き入れて悩ませているのであろう...
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