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古文単語「うつくしむ/慈しむ/愛しむ」の意味・解説【マ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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うつくしむ/慈しむ/愛しむ

このテキストでは、マ行四段活用の動詞「うつくしむ/慈しむ/愛しむ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

マ行四段活用

未然形うつくしま
連用形うつくしみ
終止形うつくしむ
連体形うつくしむ
已然形うつくしめ
命令形うつくしめ


意味:他動詞

大事に思ってかわいがる、愛する、いつくしむ

[出典]うつくしきもの 枕草子
「をかしげなるちごの、あからさまにいだきて遊ばしうつくしむほどに、かいつきて寝たる、いとらうたし。 」

[訳]:かわいらしい様子の子どもが、ほんのちょっと抱いて遊ばせかわいがっているうちに、しがみついて寝たのは、とてもかわいらしい。


備考

「うつくしむ」は形容詞「うつくし」に接尾語「む」がついた言葉。後に「いつくしむ」と変化し、現代語の用法につながる。

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