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古文単語「つまる/詰まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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つまる/詰まる

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「つまる/詰まる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形つまら
連用形つまり
終止形つまる
連体形つまる
已然形つまれ
命令形つまれ


意味1:自動詞

ふさがる、つかえる

[出典]これも仁和寺の法師 徒然草
「これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて、おのおの遊ぶことありけるに、酔ひて興に入るあまり、傍らなる足鼎を取りて、頭にかづきたれば、つまるやうにするを、鼻を押し平めて、顔をさし入れて舞ひ出でたるに、満座興に入ること限りなし。」

[訳]:これも仁和寺の法師(の話)、子どもが法師になろうとする別れということで、それぞれが音楽や詩歌、舞などを楽しんだたことがあったのだが、酔って面白がるあまり、側にある足鼎をとって、頭にかぶったところ、つかえるように感じたのに、鼻を押して平らにして、顔を(足鼎の中に)差し入れて舞い出たところ、その場にいる者全員が面白がることこの上ない。


意味2:自動詞

困る、困窮する、生活が苦しくなる

[出典]:資季大納言入道 徒然草
「大納言入道、はたとつまりて...」

[訳]:大納言入道は、ぐっと(返事に)困っ




意味3:自動詞

筋が通る、納得できる

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